会社設立freeeを活用して自分一人で会社設立に挑戦してみる

会社設立は基本的に司法書士さんや行政書士さんにお願いするようですが、自分でやることもできるのでしょうか?
教えて君
どうして自分でやろうと思ったのかな?
ベテラン先生
時間があるのでコストを浮かせたいと思いまして・・・(汗)
教えて君
イチから自分でやるのは、流石に大変だけど、最近は便利なサービスもある。今日は、その便利なサービスである会社設立freeeを紹介しよう。
ベテラン先生
今や、便利なWEBツールを活用すれば、会社設立だって自分一人でできてしまいます。
実際に、私自身も会社設立freeeを使って、無事に会社を作ることができました。
これまでの記事に書いてきたように、資本金をどうやって決めたらいいのかとか、本店をどうしたらいいのかとかというように、事前の知識として知っておくべきものはあるにせよ、手続き自体は自分一人でも簡単にできてしまいます。
ちなみに、同様のツールとして、「弥生のかんたん会社設立」というものもあります。
ただ、今日は、実際に私自身が使ってみた「会社設立freee」の方をご紹介したいと思います。
会社設立freeeを使ってみたらこんな感じの流れになりました
まずは、私自身が実際に会社設立freeeを使って実際に手続きを行った全体の流れからご紹介します。
なお、実際には、設立の手続き期間として、着手してから登記完了まで、2週間~3週間程度は余裕を見ておいたほうが良いかと思います。
ざっくり書くと、私自身は、こんな感じで流れていきました。
- 会社名や役員、株主、資本金などを事前に決めてしまう
- 会社設立freeeで入力を進める
- ネットで印鑑注文
- 会社設立freeeで指示された株主と役員の印鑑証明を役所に取りに行く
- 電子定款の作成にあたって会社設立freeeから紹介された専門家とやり取り
- 上記5.の専門家報酬5,000円を振込み
- 公証役場に連絡して定款を取りに行く
- 資本金の振込み
- 会社設立freeeから書類を打ち出して押印
- 書類を一式もって法務局へ提出
- 提出から1週間程度で登記完了
基本的に、会社設立freeeは、登記書類の作成を実行してくれるものですが、全体設立の手続きの流れを分かりやすく指示してくれるので、会社設立freeeの指示通りに進めていけば、手続きはうまく進んでいきました。
会社設立freeeにこんな感じで入力していきます
会社設立freeeのHP画面には、5分で必要な書類を一括作成とありますが、果たしてどうなのでしょうか。
まずは、「無料で設立書類を作成」をクリックして、情報登録して進めます。
その後は、以下のような入力項目に沿って、入力を進めます。
- 会社名
- 本店
- 役員
- 事業内容
- 資本金
- 取締役会、取締役の任期
- 決算期
- 公告方法
- 連絡先(役所への連絡手段として必要)
ちなみに、入力画面はこんな感じです。
そして、次に、上記の内容に基づいて定款を作成していきます。
定款には、紙のものと電子のもので二種類ありますが、紙のものには印紙代が4万円かかりますが、電子であれば印紙は必要ありませんので、通常は電子を選ぶことになります。
ただし、電子の定款を作る作業自体は、私たちではできませんので、会社設立freee経由で専門家に依頼を行い、作業代行を行ってもらいます。
登録を行うと、専門家とメールで何回かやり取りを行って、最終的に、定款は自分で公証役場まで取りに行くことになります。
定款ができると、資本金を通帳に振り込んで、登記資料一式を打ち出して、管轄の法務局に提出したら、不備がなければ1週間前後で会社設立ができていしまいます。
会社設立freeeは必要項目を入力して書類を作ってくれるだけでなく、
- 必要書類は何か
- どこの法務局や公証役場に行けばいいか
など、細かく指示してくれますので、書類の作成サービスというよりは、会社設立の手続き全体をサポートしてくれるサービスのような感じのイメージです。
個人的には、満足でした。
ちなみに、会社設立(株式会社)のコストは?
株式会社を設立する場合のコスト比較をしてみました。
設立コスト | 全て自分 | freeeを活用 | 専門家に頼む |
定款印紙代 | 40,000円 | 0円 | 0円 |
定款認証手数料 | 52,000円 | 52,000円 | 52,000円 |
登録免許税 | 150,000円 | 150,000円 | 150,000円 |
専門家報酬 | 0円 | 5,000円 | 約100,000円 |
概算合計 | 約242,000円 | 約207,000円 | 約302,000円 |
専門家に頼む場合の報酬は、もう少し高いところもあれば安いところもありますので、一概には言えません。
また、会社設立以外の契約とセットにすることで、会社設立の専門家報酬をゼロ円で請け負うところもあるようですが、無料とした専門家報酬はその他の契約にオンされているということも考えられますので、その場合は、トータルコストで考える必要があります。
こういったことも含めて、トータルで考えてみると、手間とコストの兼ね合いの中で、会社設立freeeを活用するという選択肢も十分に検討に値するものだと感じています。
まとめ
会社設立freeeを使っていざやってみると、とまどってしまったりすることもあるのだろうと思いますが、このようなサービスは間違いなく、会社設立のハードルを下げてくれるもので、大歓迎です。
時間があって自分でやってみたい、専門家報酬を浮かせたいと思われるのであれば、このようなサービスを利用するのもありだと感じます。
ただ、とにかく急ぎで会社を作りたい、他にもやることがあって自分でやっている暇はないということであれば、専門家に初めから任せてしまう方が良いのでしょうね。