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確定申告を終えての感想と今後に向けて

 
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創業や経営支援分野に注力している税理士事務所です。税理士としては珍しい大手金融機関で融資実務を経験したキャリアを持ちます。どんな些細なことでも相談していただけるように丁寧な対応を心掛けています。
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確定申告を無事に終えることができ、とりあえずはホッと一息というところです。

年明け以降は、なかなかこのHPも更新することができず、久しぶりの更新となってしまいました。

私自身、税理士業界に飛び込んで、これまでも確定申告は何度も経験してきたのですが、やはり、独立してからの確定申告というのは、これまでとは一味も二味も違ったような気がします。

今日は、確定申告を終えて、気持ちがアツいうちに、感じるところを書かせていただきます。

 

やはり、確定申告は一大イベント

私たち税理士に限らず、確定申告をする方にとっても確定申告というのは一大イベントであるということを感じさせられます。

特に、自営業の方にとっては、年が明けてから確定申告が終わるまでは憂鬱で仕方ないという方も多いはず。実際に、そんな話を何人かから聞きました。

しかし、憂鬱に感じられている方は自営業者の方に限りません。

私たち税理士は、確定申告の期間中は、持ち回りで税務署主催の無料相談会のお手伝いをさせていただくのですが、相談に来てくださる方のほとんどは、年金と医療費控除の申告をされる方なのです。

この期間は、本当に毎日多くの方が確定申告の相談会場に来てくださり、2時間から3時間も待ってようやく順番が回ってきたという方も多くいらっしゃいます。

そんな光景を目の当たりにすると、

もし、医療費控除が確定申告をすることなく適用が可能だったら。

もし、年金の申告不要制度がもっと簡単でわかりやすいものであったら。

ついつい、そんなことを感じてしまいます。

 

医療費負担が多い方は自動的に負担額を調整できる仕組みってできないのか?

現状では、医療費控除を受けるためには、確定申告をしなくてはなりません。

もし、医療費の額を国や市町村が集計し、自動的に負担額を住民税などで調整してくれるような仕組みがあったら、確定申告をしなくても良いのに。

ついつい、そんなことを感じてなりません。

相談会場に来てくださる多くの方が、高齢の方の医療費控除という現実を考えたときに、医療費控除の申告のために、相談会場に来ていただいて長時間並んで待っていただき、多くのストレスを抱えながら、還付申告を行うことってどうなのだろうかと。

また、年金の申告不要制度がありますが、住民税の申告のことなど、容易に理解しにくい点も多々あります。自分は申告をしなくてよいのか、それとも申告をすべきなのかということを悩まれる方も本当に多くいらっしゃる現実があります。

事実、確定申告時期には、国税庁のコールセンターでも相談を受け付けることになりますが、その相談のほとんどが医療費控除と年金の申告義務の確認だと聞きます。

もちろん、申告納税制度の趣旨に立って考えると、一人一人が税を理解し自分自身で申告を行うことで、税に対する意識を高め、そして、最終的には、国民主権の下で、選挙を通じてより良い社会を実現するという大原則も大切なんだろうと感じます。

とはいえ、現場を経験すると、しかしなぁ・・・、という気持ちが出てくるのも事実です。

 

確定申告の手引きが少し変わるだけでも影響が・・・

今年は、特に、医療費控除の制度が変わったことに伴い、確定申告の手引きの記載も少し変わっていたようなのです。

もちろん、私自身は全く気付かなかったのですが、毎年、手引きを見て申告をされている方にとっては、衝撃だったようで、結構多くの方からその点の指摘を頂きました。

私たちにとっては、見過ごしてしまうような、記載内容の変更でも、このような影響があるのかと考えると本当に驚きと、学びがありました。

 

セルフメディケーション税制に対する杞憂

そして、医療費控除と言えば、今年は、セルフメディケーション税制の新設がありました。

私たち税理士は、この制度に対して戦々恐々としていた方も多かったはず。

大量の領収書を見せていただき、その場で、瞬時に従来の医療費控除との有利選択を迫られたらどうするのかと。

短時間で多くの方の申告をお手伝いしなくてはいけない中では、結構なことじゃないのかと。

しかし・・・、

結果は、私自身は、セルフメディケーション税制を適用された方は一人もみませんでした。

私たち税理士の関心と大きく乖離する結果となったのです。

これも、本当に多くの学びを頂きました。

 

まとめ

確定申告という機会に、多くの方の申告のお手伝いをさせていただき、多くの方とお話しされて頂く中で、気付かされたこと、学ばせていただいたこと本当に多かったです。

私自身、この確定申告時期は、このHPからご依頼を頂いたり、銀行さんや提携士業などからのご依頼も頂き、また、確定申告以外にも、本当にありがたいお話を頂き、本当に感謝でいっぱいです。

とはいえ、忙しくしていた半面、このHPの更新が滞ったことは大きな反省なのですが、今後、法人の節税の話に加え、資産税に関する記事も少しずつ増やしていきたいと考えていますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

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