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【今年開業の方必見】はじめての確定申告はどのように進めていけば良いか

 
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創業や経営支援分野に注力している税理士事務所です。税理士としては珍しい大手金融機関で融資実務を経験したキャリアを持ちます。どんな些細なことでも相談していただけるように丁寧な対応を心掛けています。
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今年に開業をしましたが、記帳が思うように進んでいません。

個人事業主

もう10月だよ。そろそろ、進めておかないとあっという間に年が明けて、確定申告の期限がやってくるよ。

ベテラン先生

分かってはいるんですが、どこから手を付けたらよいものかと・・・。

個人事業主

市役所や商工会議所の無料相談を活用したり、税務署で申し込める記帳指導という制度を活用するのもありだね。是非、早めに準備しよう!

ベテラン先生

会社にお勤めのときは、会社が年末調整をして所得税を精算してくれていましたので、確定申告をすると言えば、医療費控除や住宅ローン控除を受けるときくらいだったのではないでしょうか。

独立して事業をスタートすると、自分で記帳や確定申告をして所得税を納める必要があります。

しかし、開業初年度はどうしても忙しく、なかなか、記帳や確定申告の準備が手につかないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで、今回は確定申告の進め方や、自分で確定申告をするメリットやデメリットなどを書かせていただきましたので、ご参考にしていただければと思います。

 

今回のポイント
記帳や確定申告の準備は早めにスタートしましょう。無料の税務相談や記帳指導などの機会もありますので、こういった制度もうまく活用することができます。

 

確定申告のスケジュール

平成30年から事業を開始した場合、平成30年1月から12月までの一年間の収入や経費を計算して、翌年の平成31年2月15日から3月15日までの間に確定申告をして所得税を納める必要があります。

もし、この期間までに確定申告をして税金を納めることができなければ、本来支払うべき税金に加えて、延滞税や加算税といったペナルティーを支払うことになってしまいます。

 

公的な無料相談等も活用して準備を進める

すでに、記帳を開始していて、確定申告の準備を順調に進めているということであれば、この調子で進めていきましょう。

記帳で困ったことがあれば、各地域の市役所や商工会議所などの無料の税務相談を利用してみるのも良いでしょう。詳しくはお住いの地域の商工会議所や市役所などに問い合わせてみましょう。

また、この時期であれば、既に募集を締め切っている可能性がありますが、税理士による個別の記帳指導を最寄りの税務署で申し込むこともできます。こちらも無料となっています。

上記の詳細は、こちらの国税庁HP(リンク)をご参考にしていただければと思います。

逆に、事業のことで手いっぱいで、まだ、ほとんど確定申告の準備が出来ていないということであれば、まずは、自分で確定申告をするのか、税理士に依頼するのかを決めるというところから始めたいところです。

今からであれば、まだ時間がありますので、自分で一度チャレンジしてみて判断するという時間もありますし、上記のような公的な無料の税務相談で相談してみてから決めるということでもよいかと思います。

 

一般的な税理士事務所の繁忙時期

ちなみに、一般的な税理士事務所は、以下のような感じで12月頃から繁忙期に突入し、確定申告まで忙しい時期が続くことになります。

  • 12月:年末調整がはじまる
  • 1月:年末調整や法定調書合計表、償却資産税申告などの季節業務がピークを迎える
  • 2月:意外に多い12月決算法人の申告、少しずつ確定申告もスタート
  • 3月:15日までは確定申告で休日出勤の日も

特に2月後半から3月の前半にかけては、夜遅くまで残業したり、休日出勤をしたりしていることも多く、もうこの時期は本当にヘトヘトな記憶しかありません。

そんなこともあり、ギリギリになってから税理士事務所に確定申告を依頼してみても、場合によっては受けてもらえなかったということもあるかもしれません。

実際に、昨年開業した方からは、ギリギリになってから依頼してみたけど、対応してもらえませんでしたとお聞きすることもありました。

 

いつまでに方針を決めるのが理想か?

自分で確定申告をするにしても、税理士に依頼するにしても、とにかく11月くらいには方針を固めてしまいたいところです。

12月に入るとご自身にとっても事業をスタートしてはじめての年末年始を迎えることになり、あっという間に年が明けて、2月を迎えることになってしまいます。

そこから1年分の記帳を手探りの状態から自分で始めるとなると、ストレスもかかりますし、また、時間も相当とられてしまうことになります。

 

自分で確定申告をするメリット・デメリット

自分で確定申告をするに当たっては、メリットもデメリットもあるかと思います。

事業が大きくなり収入が安定するまでは、公的な税務相談や記帳指導などを活用しながら自分でやってみて、事業が大きくなってきてから税理士に頼むという形が比較的多いのではないかと思います。

ただ、それも、ご自身の状況によって異なるかと思いますので、メリットやデメリットを比較しながらご判断いただければと思います。

 

自分で確定申告をするメリット

まずは、税理士に依頼するコストを浮かすことができるというメリットがあります。

また、実際に自分で記帳をすることで、記帳や確定申告の流れ、所得税のルールを把握することができるというメリットもあります。

頭の中ではどれくらい儲かっているかということをある程度は把握しているかと思いますが、実際に数字に落とすことで見えてくるものもありますし、こういった数字を経営に活かすこともできます。

税金計算だけのために、記帳をするというのでは、もったいないと言えますので、この考え方は重要です。

 

自分で確定申告をするデメリット

慣れないことでストレスが溜まりますし、何といっても相当な時間がとられてしまいます。

税理士に依頼してしまって記帳や確定申告をする時間を浮かせて、その時間で営業をした方がより手元に多くのお金を残せるという考え方もあります。

こういった機会費用の考え方は、こちらの記事もご参照ください。

 

 

実際に、現在、記帳をサポートさせていただいているお客様に話を聞いてみると、

「去年は2月に入ってからバタバタで確定申告を進めたので、かなりの時間がとられてしまって、2月は営業がストップしてしまいました。その影響で3月、4月以降の収入に響きましたねぇ。」とのこと。

あとは、開業初年度は以下のような特殊な処理も多くありますし、初めてのことも多いので、思わぬミスにつながることもありますので、気を付けたいところです。

  • 開業前の支出をどのように処理すればよいか
  • 店舗の内装設備はどのように減価償却をすればよいか
  • 事務所を借りた敷金や礼金はどのように処理すればよいか
  • 自宅を事務所に使っている場合、経費はどのように処理すればよいか
  • などなど

 

まとめ

今年開業をされた方で、もし、まだ、確定申告の準備が進んでいないという方がいらっしゃいましたら、是非、この10月と11月で重点的に準備を進めていただきたいところです。

事業が軌道に乗るまでは、公的な税務相談の機会なども活用しながらうまく確定申告を進めてみて、事業が大きくなり、消費税申告や法人成りを検討する段階で、税理士の関与を依頼するというのも一つです。

ただし、開業当初から相当忙しく、ご自身で記帳や確定申告をする時間があれば、税理士に任せてしまい、その時間で少しでも事業のために時間を使いたいということであれば、税理士を活用するのもメリットも見えてきます。

その際には、繁忙期に入る前の年内のできるだけ早い段階で税理士に依頼してしまう方がスムーズに進むと言えますので、早めに準備を進めましょう。

 

編集後記

今日の午前中も今年から事業をスタートされた方の会計ソフトの導入や入力の仕方をお手伝いしてきました。

新しく事業をスタートされた方のお話をお聞きするのは、私にとっても刺激が多いですし、非常に参考になることも多く、私にとっては創業・開業のご支援は特に楽しみなお仕事です。

今年の確定申告を無事に乗り切って、来年からはご自身で確定申告を進めていけるようにサポートさせていただきたいと思っています!

当事務所では、確定申告のご依頼だけでなく、ご自身で確定申告を進めていけるように、ソフトの使い方や記帳の仕方のサポートもリーズナブルな価格でお受けしておりますので、是非お気軽にお声かけください。

 

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